野手のテキトーブログ

普段からテキトーに生きられれば僕たちは無敵だ

好きな本を紹介する日記

こんばんは。野手です。

 

読書が好きです。

自己啓発本もたまに読みますが、最近は小説ばかり読んでいます。

 

僕が今まで読んだ本の中から一部特におもしろかったものを紹介します。

興味を持った方は是非一読を!!

 

 

 

1 舟を編む/三浦しをん

映画化、アニメ化された人気小説。

主人公の馬締(まじめ)光也は大学で言語学を専攻したのち出版社に入社する。

人とコミュニケーションを取ることが苦手な馬締は営業職に苦難し仕事がなかなかうまくいかずに好きな読書にのめりこんでいく。

そんなとき、馬締の語彙力が注目され同社の辞書編集部にスカウトされる。

最初こそ慣れない辞書作りに困惑する馬締だったが、言葉の奥深さに魅了され辞書編集部としての仕事にやりがいを覚えていく。

辞書編集部の仲間である松本先生や西岡さんたちと、辞書を作りあげていく物語。

さらに馬締は同じ寮に住む、大家のタケおばあちゃんの孫、香具矢に一目惚れをしてしまう。

恋愛経験が全くない馬締は自分の好きな「言葉」でうまく香具矢に想いを伝えることができるのか。

原作も映画もおもしろいです。

映画は松田龍平さん主演の宮崎あおいさんがヒロイン、お調子者の西岡をオダギリジョーさんが演じるという最高と言える配役。

 

 

 

 

 

2 風が強く吹いている/三浦しをん

こちらも映画化された三浦しをんさんの人気小説。

箱根駅伝を舞台にした青春小説。

寛政大学の学生寮、竹青荘(通称アオタケ)には清瀬灰二を含め9人の学生が生活している。ある年の春、アオタケに天才ランナー蔵原走が入寮する。

箱根駅伝をどうしても走りたい灰二と天才ランナー走が出会い、運命の歯車は動き出す。灰二と走以外はほとんど素人同然のアオタケメンバー。「皆で箱根駅伝に出場しよう」という灰二の無謀とも思える呼びかけに最初は走含め残りのメンバーは猛反対をする。しかし、灰二の思いに応えるように皆が本気になっていく。

高校生時代にコーチである父親の指示に従いオーバーワークを繰り返し膝に不安を抱える灰二。

同じく高校生時代に、実力はピカイチのものを持ちながら人間性に問題があり、一度は陸上から離れた走。

そんな二人は箱根駅伝を走ることができるのか。

そして、走にとって「走る」とはなんなのか。

 


 

 

 3 ちょっと今から仕事やめてくる/北川恵海

新卒で入社したブラック企業にこき使われ辟易とする青山。

仕事帰りの駅のホームで無意識に線路に飛び込もうとするところを間一髪で、

同級生を名乗る男ヤマモトに助けられる。

久しぶりの再会で意気投合し仲良く過ごす二人であったが、どうしてもヤマモトのことを思い出せない青山。

そんなとき、ヤマモトが本当の同級生ではないことを知る。

さらに、ヤマモトのことを調べていくと、なんと彼は3年前に亡くなっていたのだ。

なぜ、見ず知らずの青山に声をかけたのか。そして、ヤマモトの正体はなんなのか。

ヤマモトと出会い、青山のブラック人生が動き出す。

「働く」とは。そして「人生」とは。

働く全ての人に告ぐ!読め!!!!!!ハンカチ必須。

 


正直、原作はかなりおもしろいが、原作を読んでからだと映画が物足りなく感じてしまう。ヤマモト役も福士蒼汰君ではないと思うなぁ.......。だから原作を是非。

 

 

 

4 人のセックスを笑うな/山崎ナオコーラ

僕が一番好きな小説家の山崎ナオコーラさんの小説。

(コーラが好きという理由でペンネームにコーラを入れてしまうという発想、いいよね。あと、「男女の間にも友情は湧く。湧かないと思っている人は友情をきれいなものだと思い過ぎている。親密感とやきもちとエロと依存心をミキサーにかけて作るものだ。ドロリとしていて当然だ」という考え方、好き)

インパクトのある題名とは違い内容は淡い恋愛物語。

美術学校に通う19歳のみるめと講師を勤める39歳のユリ(既婚)の恋愛物語。

作中でみるめが思う「自分に何ができるか、何ができないか、何が誇れて、何が欠陥か、そんなのはどうでもいいじゃないか。世界は広く、たくさんの問題に満ちている。」

という言葉がとても好き。

映画は、松山ケンイチさんと永作博美さんのW主演という最高のキャスト。

永作博美さんが自宅に帰り、服を脱ぎながらタバコを吸うシーンがエロティックでありかっこいい。

恋におちたふたりのいかれた冬の物語というコピーもすごくいい。

不倫を肯定するわけではないが、おもしろい。

ちなみに、人のセックスを笑うなというタイトルは、本屋で同性愛についての本をにやにやしながら読んでいる人を見たときに思い付いたのだそう。

 


 

 

5 大金星/水野敬也

夢をかなえるゾウでおなじみの水野敬也先生の恋愛小説。

自分のルックスにコンプレックスを持ち、女性経験が一度もないことから自信を持てない御手洗歩。

そんな彼がひょんなことから西郷隆盛似で九州訛りのブ男、春男と出会い、自分を変えていく話。

最初は春男の不可解な行動に戸惑いを隠せない御手洗であったが、次第に春男に心を開いていく。あるとき、春男にそそのかされ高校時代に御手洗をパシリとしていた笠原が所属するNo.1イケイケサークルGARDENの新歓コンパに赴く。その新歓コンパで御手洗にとっては高校生時代に唯一親友と呼べる友達、石川と偶然再会する。

御手洗と石川が絶交していた経緯とは。

そして、御手洗と春男はGARDENに来るようなレベルの高い女の子とうまく話すことができるのか。御手洗の恋は実るのか。

作中、春男が紹介する数々の名言が胸に刺さる。

モテたいけれどなかなか行動に移すことができない男子、読んでくれ。

「人はテンパった数だけ成長する」

 

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6 LOVE理論/水野敬也(水野愛也名義)

男がモテるにはどうしたらいいのかがひたすら書いてある恋愛指南書であり、

水野敬也さんのおもしろさ、センスの素晴らしさがわかる本。

この本に書いてあることを実践することができれば、本当にモテるようになる。

おもしろい上にモテるようになるんだ。読んでくれ。 

 

 

 

つづく