野手のテキトーブログ

普段からテキトーに生きられれば僕たちは無敵だ

人生最大の失恋

「もう終わりにしようよ」

気づくと僕はボロボロ涙を流していた。

赤ん坊のようにとめどなく流れる涙を止めることができなかった。

 

2015年夏。

大学3年生だった。

居酒屋で出会った女の子に一目惚れをした。

とにかくかわいい子だった。

かわいくてキレイで巨乳な女の子だった。

中学の頃の友人と4人で地元の居酒屋に行きバイトや就活、性について話しながらゲラゲラ笑って楽しく酒を飲んでいた。

楽しい時間を過ごしていた。

なんとなく周りの席を見ると5人の女の子のグループがいた。

その中の一人がトイレに行った際にノリと勢いで僕がナンパをする流れになった。

声をかけるとその女の子の反応は悪くなく、4+5の9人で飲むことに。

席を移動して、ある女の子を見た瞬間、びっくりした。

(え、こんなにかわいい子この世にいるんだ)と本気で思った。

マジでタイプだった。

あのときの衝撃はきっと一生忘れることはないだろうなと思う。

一目惚れ。付き合いたい。

その日は9人で飲んで連絡先を交換しただけで会はお開きになった。

後日、2人きりではないもののその女の子と再度酒を飲み、帰り際キスをした。

その数日後に2人で会い告白をし、お付き合いが始まりました。

天にも昇るような気持ち。

その当時は毎日気持ちがふわふわしていたと思う。

世界がキラキラして見えた。

 

1ヶ月半。

わずか1ヶ月半。

急です。恋は始まるのも終わるのもいつだって急。

僕は天国から一気に地獄へ落ちた。

別れを切り出されフられた。

わんわん泣いた。

その女の子の前で泣き散らかした。

コメダ珈琲で人目も気にせずに泣き散らかした。

今思えば相当ダサかった。

しかし、その当時は涙が止まらなかった。

1週間で体重が3キロ落ちた。

毎日泣いていた。

当時はかなり精神的にキツかった。

 

でもやっぱり人間慣れが大事で、そのキツい状態にも慣れて、気が付けば諦められるようになっていた。

やっぱり失恋なんて時間が解決してくれるもんだよなとそのときほど思ったことはなかった。

過ぎ去ってしまえばそんなもんだ。

失恋に限らず、当時はキつくても苦しくても時間が解決してくれることばかりなんだな。

今がずっと続くわけじゃない。

恋の終わりは意外と静かに。

 

その女の子は今では結婚して子供もいる。

幸せな家庭を築いている様子はたまにSNSで見る。

どうかこのまま幸せであり続けてください。

 

失恋や叶わない恋に苦しんでいる人よ。

大丈夫です。案外なんとかなります。

大丈夫じゃなくても大丈夫なんです。そういうふうにできています。

だから絶望しないで気楽に前向いて生きていきましょう。

 

 

おしまい