野手のテキトーブログ

普段からテキトーに生きられれば僕たちは無敵だ

4年間のアルバイトで学んだこと

こんばんは。野手です。

 

大学に入学してから卒業するまで、ずっと同じ飲食店でアルバイトをしていました。そのバイト先で学んだことがあります。大事なことを学びました。

 

お客様に対する気遣い

仕事に真摯に向き合う姿勢

お金を稼ぐことの大変さ

 

どれも違います。そんなことはどうでもいいと思っています。

僕が学んだ大事なこととは

 

 

仕事なんてテキトーでいいということです。

 

 4年間のバイトで何人かの社員を見てきました。その中に一人、ものすごくテキトーな人がいました。絵に描いたようにテキトーに仕事をする人でした。僕はその社員が大好きでした。僕だけでなくバイト先のほとんどの人がその人のことを好きだったように思います。テキトーが故に上司に叱責されている場面も見ましたが、怒られたことを全く意に介さずに、まるで怒られた事実などなかったように飄々としていました。

 

とある土曜日の出来事。

僕が出勤するためバイト先に行ったところその社員さんに「おう。タバコ行こうぜ」と言われ二人で外の喫煙所に行きました。その時点で二人とも遅刻しています。その日の本来の出勤時刻から10~15分くらい経っていたと思います。タバコを吸っていると突然店内からその社員の上司にあたる人(もちろん僕の上司でもあります)が「おい、お前らなにしてんの?」と恐ろしい顔で迫ってきました。小心者の僕はおろおろしていて、なんて返そうか一瞬で頭の中をぐるぐるさせましたが、適切な言葉が見つかりませんでした。するとそのテキトー社員は「あ、いま行きまーす」とだけ。もちろんその後も飄々としており、一連の出来事がなかったかのように、先程まで話していた会話を続けてきたのです。

 

 

はぁ!?かっこよすぎるだろ!!

 

と感じてしまいました。遅刻しているにも関わらずにタバコを吸っていた僕らが100%悪く、その愚行を上司として叱ることは当然です。叱られた側としては反省し、タバコの火を消しすぐに仕事の準備をするのが普通です。それが一般的です。テキトー社員の態度、行動は社会人としては失格かもしれません。でも僕はかっこいいと思ってしまったのです。

目上の人に怒られても気にしない度胸、感性、感覚を持ち合わせている人はすごく魅力的だと思うんです。怒られてもへらへらできる人、嫌なことがあってもにやにやできる人、落ち込まない人はすごくかっこいい。僕もそうなりたい。

 

 

仕事はテキトーでいい

 

賛否両論あると思います。いろいろな仕事があります。テキトーにやってはいけない仕事だってあります。弁護士や医者など人の人生に大きく関わる仕事もあります。そういう業種の方は真剣に仕事をするべきだと思います。僕が病気に罹り、診断してもらう医者がテキトーに仕事をする人だったら嫌です。でも、仕事をするうえでたまには息抜きも必要だと思います。状況によっては手を抜くことだって許されると思います。8時間もずっと集中して仕事していたら疲れてしまいます。そういう意味で仕事はテキトーでいいんじゃないかなと思います。

 

 

おしまい